天候は1日を通して快晴。

北風もそれほど強くなかった。

その結果、最高気温が20度を超えるほどで、調査日和と言えた。

ただし、江戸川の水位は、調査時間中、極めて高い状態が続いた。

そのため、胴長を履いていても川の岸際から離れた場所への立ち入りが困難で、投網はもちろん、手網での採集もままならなかった。

実はここ最近、江戸川の水位が一日中ほぼ変動せず、高い状態が何日も続いていたので心配していたが、状況は改善しなかった。

事前に参加希望があった一般参加者が3組あり、しかもそのうち二組が小学生のいる親子だったので、とても和やかな調査だった。

休憩時間などを使っての投網の練習もみんなでできた。

常連のメンバーが4人しかいなかったが、初参加者も含め無駄ない動きで400近い魚の測定を短時間で無事終わらせることができた。

高水位で厳しい条件での調査だったが、ベテラン投網師の捨て身の技術と努力で11月にしては多くの魚種の採集ができた。

特に24センチのハスは見応えがあった。