2021年4月10日 新八水路で魚類調査(287回)

3月に続き、天候には恵まれたが、江戸川の水位には見放された感じ。

潮(東京湾の潮位)を調べて毎月の調査日を決めているが、下流にある篠崎の水門の開閉で上流の水位が決まってしまうのが現実。そのため、この辺りでは潮の通りに水位は上下しない。

本来は、大潮で昼前後が一番水位が下がるはずだったのが、現実はずーっと高水位のままだった。

 

本流では、高水位のため川岸から離れた場所まで立ち入れず、投網もタモ網も難しかった。

新八水路も水位が高く、いつも採れる場所に魚があまりいなかった。

 

それでも、参加者の懸命の努力により、本流では種類も個体数も三月を上回った。

新八類路は個体数が減った。

なぜかワンドも個体数が減った。

 

タモ網で92ミリのウナギが採れた。

2017〜19年の三年間全く確認できなかったが、昨年2度確認できたいるので戻って来てくれた感じ。

 

午前中は区の環境課の方々が打ち合わせも兼ねて参加、賑やかだった。

午後、おばあちゃんと一緒に中学一年生が参加、久しぶりの若手の参加だった。

測定中の風景

下の写真は

上段 左:メダカ 中・右:ウナギ

下段 左:アユ 中:オイカワ 右:アシシロハゼ

 

メダカ(オス)の婚姻色が確認された。腹鰭が黒くなっている。

参加者

 合計:14名

 

 内訳 常連:6名

    区職員:5名

    一般:3名

葛飾柴又新八水路 魚からの便り−285
    調査次数 287 備  考
    調査日 2021/4/10
    地点 本流 新八水路 新八ワンド
1 アシシロハゼ 9      
34−63    
2 アユ 6      
70−95    
3 ウナギ 1      
92    
4 オイカワ 1      
125    
5 カダヤシ   9 3 特定外来生物
  20−33 16−28
6 ギンブナ   1    
  61  
7 コイ     1  
    13
8 スゴモロコ 1      
82    
9 タイリクバラタナゴ   4    
  23−28  
10 ドジョウ   1    
  60  
11 ヌマチチブ 17      
28−60    
12 ボラ 8   4  
30−35   33−40
13 メダカ   2 32  
  23−26 14−32
               
    7種類43個体 5種類17個体 4種類40個体  
               
上段の数字は個体数、下段の数字は全長の最小-最大範囲(単位:mm)
江戸川本流、新八水路、新八ワンドあわせて13種類100個体の魚類が採集されました。
晴れ、気温17.0℃、水温 本流15.8℃、新八水路14.0℃、新八ワンド18.1℃(14:30頃測定)
  「参考」江戸川の水位(観測所:千葉県市川市市川 市川根本排水機場江戸川側)
    (10:00)1.85m (12:00)1.84m (14:00)1.85m