2020年6月20日 新八水路で魚類調査(277回)

調査している間、空は晴れており、久しぶりにいい天気のもとで調査した感じだった。

 

新型コロナによる外出自粛要請が解かれてから最初の調査日だったこともあり、参加者が多かった。

外出自粛で参加を見合わせていて数カ月ぶりに参加したメンバーも来た。

 

千葉県の県立高校生物部の現役部員と卒業生の4人組の参加があり、投網の練習後に早速江戸川本流で投網を打っていた。

メンバーの友人や近隣の親子連れなど数組が見学に来た。

 

東京湾の干潮が午前10時半ごろで、下流の水門も開いていたようで、午後1時頃まで水位が下がり続けた。そのため、投網が打ちやすかったこともあり、採れた魚は種類も数も多かった。

 

特に先月から取れ始めたマハゼが大量(100匹超)に採れた。

本流だけでも15種類、ワンド、水路を含めると20種類採れた。

先月姿は確認したが取り逃した「ウナギ」の稚魚がたった1匹だけ採れた。4年ぶりだ。

 

ワンドで先月まで見たこともなかった「ホテイアオイ」が見つかったが、これまでこの周辺で確認したことがなく、人為的に持ち込まれた可能性あり。

大繁殖されると困るので、取り除いた。

緊急事態宣言が出ている間は、天候のことのあったが時間短縮し、従来より早く切り上げていたが、今日は天気も良く3時ごろまで調査を行った。

コクチバスが大小採れた。やはりこの辺りで繁殖しているのだろうか。

下記写真

1段目左:アシシロハゼ(オス)

1段目右:アシシロハゼ(メス)

2段目左:タイリクバラタナゴ

2段目右:ゴクラクハゼ

3段目左:ヌマチチブ(あまり見られない横縞模様)

3段目右:ウキゴリ

参加者:13名

 (内訳)

   常連:4名

   一般:3名

   学生:3名

   高校生:3名

葛飾柴又新八水路 魚からの便り−275
    調査次数 277 備  考
    調査日 2020/6/20
    地点 本流 新八水路 新八ワンド
1 アシシロハゼ 8      
50−69    
2 ウキゴリ   2      
  40−45      
3 ウナギ 1      
92    
4 オイカワ 16      
49−85    
5 カダヤシ   3 6 特定外来生物
  11−24 9−16
6 ギンブナ 1 4 1    
43 23−32 29    
7 コイ 1 6    
43 22−29  
8 コクチバス 7     特定外来生物
37−205    
9 ゴクラクハゼ 12      
45−75    
10 スゴモロコ 9      
42−75    
11 スズキ 5        
53−96        
12 スミウキゴリ   5    
  30−37  
13 タイリクバラタナゴ 3   5  
38−54   10−15
14 ドジョウ   5    
  28−140  
15 ニゴイ 31      
32−132    
16 ヌマチチブ 62      
42−78    
17 ボラ 17      
59−385    
18 マハゼ 101      
35−77    
19 マルタ 3      
36−73    
20 メダカ     2  
    15−35
               
    15種類277個体 6種類25個体 4種類14個体  
               
上段の数字は個体数、下段の数字は全長の最小-最大範囲(単位:mm)
江戸川本流、新八水路、新八ワンドあわせて20種類316個体の魚類が採集されました。
晴れ、気温28.2℃、水温 本流23.0℃、新八水路25.0℃、新八ワンド26.0℃(15:30頃測定)
セル2