2021年7月10日 新八水路で魚類調査(290回)

朝から快晴で気温も上昇、二日前に雨を心配していたのが嘘のような良い天気になった。

 

川の水位も調査開始時にはすでに下降中、午後もしばらくは低下していた。

夏はいくら暑くても、下半身が川に浸かっていると暑さを感じないのだが、水位が下がりすぎてその効果をあまり感じられなかった。

 

初参加の方が投網の戦力になったこともあり、種類(26)個体数(353)ともに記録的な数字だった。

 

特筆すべきことは、

① 水位低下に伴いワンドから流れ出たと思われるメダカが本流で採れた。

② 本流、水路、ワンドの全てでヌマチチブが採れた。

③ モロコの仲間のスゴモロコ、タモロコ、デメモロコの三種類が揃って採れた。(タモロコ:3年振り)

④ 特定外来生物のオオクチバス、コクチバス、ブルーギルの三種類が揃って採れた。

⑤ 3年振りに、シモフリシマハゼが採れた。

⑥ 2年振りに、カマツカが採れた。

 

淡水魚に一番詳しい常連メンバーが欠席だったが、代わりに魚好きな学生が同定に参加した。

参加者

 合計7名

 

葛飾柴又新八水路 魚からの便り−288
    調査次数 290 備  考
    調査日 2021/7/10
    地点 本流 新八水路 新八ワンド
1 アシシロハゼ 1      
55    
2 ウキゴリ   2    
  49−50  
3 オイカワ 12      
72−113    
4 オオクチバス 8     特定外来生物
40−250    
5 カマツカ 1      
40    
6 ギンブナ   11 4  
  20−35 40−75
7 ゲンゴロウブナ     1  
    45
8 コイ 2   1  
43−53   50
9 コクチバス 6     特定外来生物
50−260    
10 ゴクラクハゼ 3      
56−70    
11 シモフリシマハゼ     1  
    24
12 スゴモロコ 2      
67−67    
13 スミウキゴリ   12 2  
  27−50 40−45
14 タモロコ 1      
45    
15 ツチフキ 8   1  
52−68   57
16 デメモロコ 7      
63−75    
17 ドジョウ   2    
  31−35  
18 ニゴイ 38   1  
40−180   57
19 ヌマチチブ 62 1 1  
17−72 23 55
20 ヒガイ 2      
54−55    
21 ブルーギル 1     特定外来生物
163    
22 ボラ 89      
48−270    
23 マハゼ 60      
46−100    
24 マルタ 2      
60−76    
25 メダカ 1 3    
32 11−20  
26 モツゴ 3   1  
50−56   24
               
    20種類309個体 6種類31個体 9種類13個体  
               
上段の数字は個体数、下段の数字は全長の最小-最大範囲(単位:mm)
江戸川本流、新八水路、新八ワンドあわせて26種類353個体の魚類が採集されました。
晴れ、気温33.0℃、水温 本流24.6℃、新八水路24.5℃、新八ワンド26.7℃(15:00頃測定)
  「参考」江戸川の水位(観測所:千葉県市川市市川 市川根本排水機場江戸川側)
    (10:00)0.89m (12:00)0.60m (14:00)0.50m