新八水路で魚類調査2023年2月19日(309回)

天気予報は午前中から気温上昇だったが、実際に上昇を感じたのはお昼休憩の後だった。

一方、風が強い予報も外れて、無風とは言わないが、微風で助かった。

 

水位に関しては、本流、水路、ワンドの3地点をトータルで考えると、まあまあ及第点か。

欲を言えば、本流での採集を考えると、もう少し(10センチ程度)下がって欲しかった。

 

本流でサケが1個体採れた。松戸の小学校が1月末に放流したものと思われる。

 

もとからサケのいない江戸川に「国内移入種」となるサケの稚魚を放流することの問題点を全く考えずに行われるこの事業が、生物多様性が叫ばれて何年も経つのに一向に無くならない。

 

アユが3個体採れた。うち1個体は変態前のシラス期のようだった。とても珍しい。

 

朝、倉庫前に集まったのは4名だったが、昼の休憩時点で6名に、その後も二人増えて測定作業の時には8名になっていた。

測定作業中

下の写真は、アユ、アユ、ゴクラクハぜ

葛飾柴又新八水路 魚からの便り−307
    調査次数 309 備  考
    調査日 2023/2/19
    地点 本流 新八水路 新八ワンド
1 アユ 3     シラス期1個体
47-61    
2 オイカワ 1      
62    
3 カダヤシ   14 107 特定外来生物
  17-35 13-40
4 ギンブナ   1 1  
  57 51
5 ゴクラクハゼ 2      
58-67    
6 サケ 1      
45    
7 タイリクバラタナゴ   8    
  19-29  
8 ヌマチチブ 2        
45-49        
9 メダカ   13    
  20-31  
               
    5種類9個体 4種類36個体 2種類108個体  
               
上段の数字は個体数、下段の数字は全長の最小-最大範囲(単位:mm)
江戸川本流、新八水路、新八ワンドあわせて9種類153個体の魚類が採集されました。
曇り、気温18.2℃、水温 本流9.5℃、新八水路10.8℃、新八ワンド12.1℃(14:30頃測定)
  「参考」江戸川の水位(観測所:千葉県市川市市川 市川根本排水機場江戸川側)
    (10:00)1.64m (12:00)1.67m (14:00)1.68m